ナースパパ&アートママの夫婦ブログ
楽しく学ぶ、楽しく育つをモットーに!
看護

多重課題攻略!自分の力量から考える『逆算力』を鍛えよう!

「業務が重なると何からやればいいかわからなくなります」

「頭が真っ白になって動けません」

こんなことを考えている新人看護師は多いと思います。

あなたはどうですか?

新人看護師が最も苦労するのがこの『多重課題』です。

そして、看護師の業務の難しいところもまた『多重課題』です。

今回はそんな難敵『多重課題』をどう対処していくか、どう向き合っていくかについてお話したいと思います。

こんな人に読んでほしい
  • 多重課題をうまくこなしたい人
  • 業務整理がうまくなりたい人
  • 職場から早く帰宅したい人
この記事で分かること
  • 多重課題は何故難しいのか
  • 多重課題の攻略方法
  • 自分の力量と業務のバランスがあっているか
  • 多重課題は一人でクリアしなくて良いこと

多重課題はなぜ難しいのか

やらなければならないのに仕事が回らない。

頭では分かっているけどできない。

看護師として病棟で働いていると毎日と言ってよい程、この思考に陥ってしまいます。

そして、新人看護師はこの状態に陥ると1番苦労します。

私たち看護師は、日々これだけはやらなければいけない業務があります。

それは「点滴や採血をしたり、患者さんの生活の補助や検査の介助、看護記録」などが該当します。点滴や検査などは時間も決まっていたりします。

さらに、その業務の間に「ナースコール」で患者さんの要望が飛び込んできます

そして、その業務ひとつひとつに患者さんの生命と安全を守る責任が付いて回ってきます

これだけで、看護師の仕事がハードということをご理解いただけたのではないかと思います。

みのっち

ちなみに、私は新生児~乳児も見ているので、ナースコールが少ない分、啼泣(泣くこと)という患者さんの要望が飛び込んできます。

先天性心疾患の患者さんは泣くことだけでも命を落とすため、この啼泣により業務が寸断されることもしばしばあり、新人看護師たちは日々多重課題に追われています。

では、どのように多重課題をクリアしていけばよいのでしょうか?

私が現場で実際に指導していることも踏まえてお伝えしていきます。

多重課題攻略ポイント①~時間のロスを削減する~

まず、絶対的はポイントとしては、『時間のロスを削減する』ことです。

つまりは、自身の技術を向上させたり、先輩からコツを教えてもらって一つひとつの業務の時間を減らしていくことです。

新人看護師には難しいかもしれませんが、一個の業務に30分かかるのと15分かかるのでは、タイムマネジメントの方法が全く変わってきます。

なので、そもそも多重課題にならないように時間のロスをなくし、仕事を回しましょう。

日ごろから患者さんの処置に7分かかるなら、5分に短縮できないか工夫して、細かく業務の時間短縮を心がけましょう。

他には、意図的に早く動いてみるとうのも効果的です

意図的に自分の限界より早く動くことで、速さを維持しながら正確さ保つことが体感できます。

これを続けていくうちに、体や感覚が慣れてコントロールできるようになります。

このように業務に使う時間を短縮して、すきま時間を増やしていくことが一つ目のポイントです。

多重課題攻略ポイント②~自分の力量から逆算する~

「そんなこと言われてもすぐにできません」

「私はもともと仕事が早くないので無理です」

そう思う人もたくさんいると思います。

別の記事でも話しましたが、基本的には何でもやってみることは大切なので、挑戦することは忘れないでください。

でも、他の方法と言われれば、まだあります。

それが、「自分の力量から逆算する」ことです。

多重課題がこなせない大半の原因は、「自分ですべてやれる」、「自分でやりきらなくてはいけない」と思い込んでしまうことです。

まずは、自分が業務を始める前に、それぞれの業務にかかる時間を出していきましょう。

制限時間45分

  • 清潔ケア……20分
  • 検査の介助……10分
  • 末梢確保……10分
  • 経管栄養……5分

このように、それぞれの業務に必要な時間を計算します。これなら制限時間内に業務ができそうですね。

では実際にやってみましょう。

結果はこうなりました。

  • 清潔ケア……30分
  • 検査の介助……15分
  • 末梢確保……15分
  • 経管栄養……10分

計1時間10分

これでは、多重課題はクリアできませんね。

こうなった場合は、どうすればよかったのでしょうか?

結果から言うと、清潔ケアは、ほかの時間にするか、誰かに依頼するかしなくてはなりません。でないと制限時間の45分には間に合わないのです。

ですが、このように時間を事前に自分でイメージして動けば、自分の予想通り、この処置には絶対に間に合わないという感覚をつかむことができます。

この訓練の繰り返しで、あなたは自分の力量を分析する力をつけ、さらにそこから自分の業務を整理する力も身に着けることができます。

最初はこの判断が難しいと思いますが、先輩の目がある新人看護師の時こそ、この感覚をつかむことが大切です。

そうすれば、実際に一人で業務をやるようになった時に、自分の力量から逆算して業務の整理ができるようになります。

しかし、業務を整理できたからといって、それをこなさないと業務は一向に減りません。

さらに、命に関わるものや他職種により時間が強く指定されているものは優先順位が高くなります。

自分の担当患者さんの業務なのに、間に合いそうにない!

そんな時の解決策はいたって簡単でシンプルです。

多重課題攻略ポイント③~いっそ先輩に頼んでしまう~

逆算から業務的に自分が行動するのが難しいことが理解できるようになったあなた。

次にあなたが行うべき行動は、率直に先輩に手を貸していただけませんかとお願いすることです。

職場の雰囲気によっては勇気がいるかもしれません。

しかし、頼みにくくても「自分だけでなんとしないと」と考えずに業務に必要なものを調達するのです。

この考え方は看護師10年目以上のベテランでも全く同じことです。

あなたが日々行っている業務のメインは誰のためですか?それはスタッフや病院ではありません。

患者さんです。

あなたが自分でやろうと思ってできなかったことは患者さんに直接影響します。

だからこそ、私たち看護師は日々スタッフ間で、コミュニケーションをとり業務調整をします。メンバーであればリーダーに相談して采配を依頼します。

だからこそ、新人看護師であっても同じことです。

自分の状況を先輩に伝え、自分の仕事が時間通りに行くように手を貸してもらいましょう。

そして、いつかは自分でもできるようになれば良いのです。

まとめ

いかがでしたか?

  1. 自分の技術の向上を目指す
  2. 自分の力量を知る
  3. 自分の力量でできる業務を分析する
  4. できないことは先輩に相談する

大切なのは、自分自身を分析することです。

このサイクルを続けていけば、頭の中がすぐに整理でき、動けるようにもなります。

多重課題は多くの要素で成り立っており、一人で解決するのは難しいものです。

だからこそ、多重課題をクリアするのは、コツやノウハウを聞いたくらいではできるはずはないのです。

なので、「すぐにできるようにはならない」と良い意味で諦め、今回紹介した方法を習慣的に続けてください。

1年経てば、慣れてうまくできるようになるものです。

陰ながら応援しています。