ナースパパ&アートママの夫婦ブログ
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看護師

「最高」vs「最適」患者さんの役に立ちたいなら〇〇な看護をしよう

「患者さんの役に立ちたいです」

熱心な看護学生や新人看護師からこのような話をよく聞きます。

その気持ちわかります。

私も学生や新人の時はそう思っていましたし、今でもそう思っています。

しかし、実際に臨床で働いていると、それが一番難しいことだなとも感じます。

今あなたはどう思いながら患者さんと関わっていますか?

今回は患者さんの役に立つ看護とは何か考えていきましょう。

この記事を読んでほしい人
  • 患者さんの役に立ちたいと思っている人
  • 自分の看護観に悩んでいる人
  • 自分を振り返りたい人
この記事で分かること
  • 患者さんの役に立つとはどういうことか分かる
  • 最高の看護は難しい
  • 最適の看護が患者さんの役に立つということ

患者さんの役に立つとは

仕事をしていて、業務に追われるばかりのあなた。

「患者さんの役に立てていない」

そう思うことはありませんか?

では、どういうことをしたら、患者さんの役に立ててると思えるのでしょうか

患者さんが希望したことをして、死期を早めてしまった可能性がある場合は患者さんの役に立ったと思えますか?

患者さんの要望通りのことをして病院のルールを破っても患者さんの役に立ったと思えますか?

さて、大げさな例かもしれませんが、「患者さんの役に立つ」という言葉がどういう意味を持つのか深く考えなくてはいけないなと思います。

では、具体例を挙げて考えていきましょう。

「患者さんの役に立つ」そのためには問題点を理解する必要がある

例えば

嚥下機能が低下し、むせやすくなっている患者さんがいたとしましょう。本人はむせても水分を飲むことを希望しています。

さて、ここで患者さんの希望を叶えるとどんなことが起こるでしょう?

そうです。むせて気管に飲んだものが入ってしまう可能性がありますね。

さらに、誤嚥性肺炎に繋がれば、著しく体調を崩してしまう可能性もあります。

では、生命安全を守るために絶食を選択したとします。

すると、逆に患者さんの願いをことはできず、尊厳を守ることができなくなります。

本当は飲みたいのに、安全をとってしまうと、あなたは患者さんの気持ちを汲んであげられません。

では、この場面での問題点は何でしょう?

それは、『むせてしまう可能性があること』です。

この問題点をうまく解決することで、安全に配慮して、さらに患者さんの気持ちにもこたえる方法を見つけることができるのです。

では、患者さんの役に立ちたいあなたはどうしますか?

「最高」な看護vs「最適」な看護

先ほどの例で私なりの答えを出します。

私だったら、誤嚥予防のためにとろみ剤を使用して飲んでもらいます。

そうすれば、安全を守りながら、患者さんの希望を叶えることができますよね。

このように、完全に患者さんの希望を叶えることはできないかもしれませんが、その中でも患者さんの気持ちや想いにそった援助をすることが大切なのです。

皆さん、この答えを聞いてどう思いましたか?

この答えが普通じゃない?と思った人が多いのではないかと思います

そうです。この答えは看護師として患者さんの想いに寄り添えばごく当たり前の答えになります。

ですが、日々業務をしていると、この判断に迷う場面がたくさんあります。

そして、この当たり前の基準を見失うことも多々あります。

だからこそ、正しく看護をすることは本当に難しいのです。

ですが、その中でも大切な事は「最高」の看護を目指すのではなく、「最適」な看護を目指すことです。

確かに、患者さんにとって「最高」と思ってもらえる看護は素晴らしいと思います。時として、その看護を選択する場合もあるでしょう。

ですが、患者さんが求めていることをいかに実現させるかが、医療と生活の知識を持つ看護師の役割なのです

「むせこまずに味も落ちないとろみ剤の適量を探す」

「患者さんの想いと安全のバランスを考えて、カンファレンスで話し合う」など

あなたが患者さんのために「最適」な看護はなにか考え、取り組むことで患者さんの満足度は上がります。

患者さんの想いをすべてくみ取らなければいけないことはありません。患者さんの役に立つということはそういうことではないのです。

看護師として患者さんの役に立ちたいのであれば、「最適」な看護を目指して考えたり、スタッフに発信したりすることが大切です。

まとめ

いかがでしたか?

当たり前なのですが、日々業務に追われるとついつい忘れがちになってしまったり、基準が分からなくなってしまうことがあります。

だからこそ、あなたは患者さんのためにたくさん悩んでください。

患者さんの想いを聞いてあげてください。

「あなたがいてくれてよかった」

「最適」な看護を考え続けることで、患者さんにそう言ってもらえる看護師に成長することを願っています。

陰ながら応援しています。