「特にやりたいことないんですよね」
「やりたいこと見つからなくてさぁ」
時々、このようなことを先輩や後輩看護師に言われます。
本人には決して言いませんが、正直情けないなぁと思いながら話を聞いています。
まぁ愚痴はこのくらいにして……。
僕は看護師をしています。
皆さんもご存知かと思いますが、看護師は離職率の高い職業です。
女性が多いので結婚を機にやめる人もいますし、ストレスの強い仕事に耐えられなくてやめる人もいます。
- 「今の職場と自分のやりたいことが合わないからやめる」
- 「正直やりたいことが見つからないけどやめる」
こんな先輩、後輩をたくさん見てきました。
ですが、今後の展望なしに退職・転職していった人の末路は悲しいものでした。
自分がしたかったことは結局何だったのだろう。
そんな声もよく聞きます。
それでは、職場を変える意味もなくなってしまいますね。
そんな僕自身も2年ほど前は、同じでした。
「将来的なキャリアとして、どうしていこうか」
「今の自分のやりたいことってなんなんだろう」
こんなことを想いながらも、なんとなく仕事をしていました。
しかし、目標のない日々を送っている先輩を見ていく中、死産経験を経て、このままではまずいという考えが芽生えました。
そして、始めたのが今まで興味はあったけど一歩踏み出せなかった『投資』『ブログ』『SNS』『音声メディア』です。
初めて3ヵ月ですが、少しずつ僕らの生活も変わっていました。
悲しい出来事だったけど、何も無駄ではなかったと今では思うことできます。
やりたいことが今の仕事と合わないと言う人は、職場を変えれば事足ります。
ですが、やりたいことが見つからないのは問題です。
このままなんとなく過ごすのと、目的や目標を持って過ごすのでは将来が180度変わってきます。
今回は、やりたいことが見つからない人が危険という話と、その解決策についてお話ししていこうと思います。
- やりたいことがない人は危険な理由
- 看護師がやりたいことを見つける方法
- 勝手な先読みや想像をやめて、とりあえず挑戦する
大人はなぜやりたいことが見つからないのか
子どもはやりたいことをすぐに見つけることができます。
ですが、それを叶える力はありません。
一方、大人はどうでしょう?
やりたいことを叶える力はあります。お金もあります。
でも、やりたいことが見つからないと嘆き人が星の数ほどいます。
僕の職場の先輩にも多くいます。
この理由は『やっても意味がない、失敗するなど先読みを勝手にしてしまうから』です。
思い当たる人いませんか?
僕自身も、今まではそうでした。
「自分なんかにはできない」
「やっても損をするだけだ」
こんなことを勝手に想像して、勝手に諦めていました。
ですが、やりたいことを見つけるためには最初にこの考えを捨てなくてはいけません。
大切なのは、『挑戦してみなきゃわからないから、とりあえずやってみる』という考えにシフトしていくことです。
やりたいことが見つからないのは危険
ここで一つ質問です。
やりたいことがなくて輝いていない大人を子どもは尊敬するでしょうか。
あなたが子どもだった時にあこがれた大人はどんな人でしたか?
きっと、自分がやりたいことをやっている人だったのではないかと思います。
職場でも「なんでそんなにやりたいことを見つけられるの?」とか「そんなことしても意味なくない?」とか言われますが、逆に「なんでそんなに現状に甘んじて、時間を浪費してるの?」と聞きたいほどです。
言い方は良くないかもしれませんが、やりたいことが見つからないのは挑戦していない証です。
それに、挑戦の意味は他人が決めることではありません。ましてや、挑戦もしていないスタートラインに立っていない人が評価してい良い問題ではありません。
さらに、他人の心配をしている暇があるのなら自分のやりたいことを探すことに時間を割いた方がいいです。
こんな風に僕は考えています。
むしろ、やりたいことが見つからないような人の方が圧倒的に危険です。
もう良い大人なんだから、やりたいことを人に聞くんじゃなくて自分で見つけた方が良いです。
あなたがもし子ども目線で自分自身を見た時に、自分のやりたいことがわからなくてただ生きているだけの大人をどう思いますか?
今危機感を持った人はまだこれから立ち直れます。
自分のやりたいことを決めて、目標に向かって輝いてください。
ださい大人にならないように、やりたいことを見つけましょう。
やりたい事は最後に残る
ここまで、やりたいことを見つけようという話をしてきました。
では、具体的にどうすれば良いのかをお話ししていきたいと思います。
答えは、『とにかくやりたいことを書き出して、それをクリアしてみる』ことです。
「えっ!?それだけ?」
そう思うかもしれませんが、まずはこれくらいでちょうど良いです。
僕も良くやっています。

こんな風にGoogle keepにメモをして、クリアしたら消して新しい目標を立てています。
でも、これをするだけで一日一日を無駄にしなくて済みます。
本当は紙に書いている分があるので、もっとやりたいことリストはあります。
看護師としてやりたいことを見つける
とりあえず挑戦してみる
自分の希望じゃない病棟に配属される
看護師ではあるあるかなと思います。
「本当は違い病棟が良かったんです」
こんな質問が後輩からくる時、僕は決まってこう答えます。
「自分に合ってるか合っていないかは2~3年後に分かるから、とりあえずがむしゃらに挑戦してみな。僕もちゃんとサポートするし、魅力を伝える。それでも合わないならきっと違うのかもしれないね。でも、挑戦した分は看護師としての〇〇さんにとって無駄なことは一つもないから一緒に頑張ろう」
希望の配属でなくて、腐ってしまうのもいいです。その人の人生なので。
ですが、本当に自分に合ってるか合ってないかは僕もあなたもわかりません。
だから、とりあえずやってみてもいいのではないかと思っています。
それをサポートするのが僕たち先輩の役目ですので、自分らしさを見つけてほしいなといつも思っています。
本当に無理なら方向転換!
一つだけ注意してほしいのが、無理やり頑張り続けることです。
あくまでも大切なのは、『挑戦』です。
挑戦をし続けることが大切なので、無理に頑張るのは辞めましょう。
仮にその職場で仕事を続けることによって、あなたの精神状態や身体状況を脅かすのであれば、それは異動や転職・退職を考えていいのかなと思います。
ですが、世の中どこに行ってもあなたのことを悪く言う人は潜んでいます。
もしかしたら、次の職場にはいないかもしれない。
でも、違う職場から嫌な人が来るかもしれない。
そんな時に対応できる豊かさを挑戦し続けることで身につけてほしいと思います。
人生経験を積むことで、人は柔軟な思考でものごとを考えることができるようになります。
だから、厳しい時は方向転換して別の挑戦をしていきましょう。
続けることにもメリットはある
方向転換についてお話ししましたが、続けることにもメリットはあります。
自分の希望の職場でなくても続けていくと、できることが増えてきます。
できることが増えてくると自分のやりたいことを見つけることができます。
このように自分のやりたいことでない部分から自分のやりたいことが見つかる時があります。
やりたくない仕事も将来的になにかとつながっているかもしれません。
なので、自分のやりたいことを見つけるために自分ができることを増やすのも大切なポイントです。
今配属されている病棟が自分のやりたいことができない場所かもしれないけれど、看護師としてスキルを蓄えることであなたが将来的にやりたいこと・やりたいと思っていることこれを明確にすることができるかもしれません。
今ある場所でできることもあると理解してくれたらうれしいなと思います。
もちろん自分のやりたいことに向かって病院を辞めることも必要なことだと思うし、病院の中で異動することもできるので自分のやりたいことってなんだろうって思って日々挑戦し続けて欲しいなと思います
まとめ
自分のやりたいことなんて、自分しかわからないし下手したら自分すらわからないものです。
だったらいろんなことに挑戦して、これは自分がやりたいことではなかったと気づくことが大切なのではないかなと思います。
その気づきを積み重ねていくと気づく、いつか自分が本当にやりたい事に出会えると思います。
本当にやりたい事はやりたいことをやりつくして最後に残っているものです。
なので、先読みや想像の範疇で物事を決めてしまうのではなく、実際に取り組んでみて自分のやりたいことを見つけてほしいなと思います。