ナースパパ&アートママの夫婦ブログ
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新人看護師

【申し送りのコツ】相手が助かる情報だけにしぼってOK

「いつも申し送りで突っ込まれます」

「申し送りに時間がかかります」

「申し送りはいつも緊張します」

申し送りのコツが知りたい。そう思ってこの記事を開いたあなた。

新人看護師の鬼門ともいえる『申し送り』

今回はその申し送りの考え方やコツについてお話していきます。

申し送りとは

申し送りとは、継続的により良い看護を提供するために行う伝言です。

交代勤務をしている私たちは、この引継ぎが重要になります。

次の時間帯に出勤してくる看護師へ患者さんについて、わかるように伝えることが申し送りで大切と言われています。

主な内容は、患者の状態や指示の変更点、患者家族の希望など様々です。

しかし、看護師はバタバタと動いているので、この申し送りにゆっくりと時間を割くことができません。そのため、伝えたい内容が聞く人に理解しやすくなるよう配慮することや、説明を順序だてて行い、聞き手の混乱を防ぐことが大切になります。

ここが新人看護師に難しいと思わせる原因になっています。

だって、患者さんの全体像を把握できていれば申し送りはたやすいですが、まだそこまでの知識がない新人看護師には難しいですよね。

ではどうしたら良いのか、説明していきます。

申し送りは、そもそも短縮廃止傾向

本来であれば、申し送りは廃止されている病院が多いはずです。

あなたの病院はどうですか?

これはワークライフバランス推進の一環で、看護師の労働環境改善のための取り組みともいえそうです。

申し送りは2人の時間を使ってしまいます。

実際に申し送りを廃止したことで、ベッドサイド業務ができる時間が増え、時間外の削減につながったという報告もあります。

ですが、交代勤務で情報に不安があり、いつの間にか申し送りが復活してしまうのも正直なところです。

また、看護師の業務は忙しく、リアルタイムで記録ができない難点があります。本来、リアルタイムで記録ができていれば、電子カルテ上から情報を集められるので、申し送りの時間は大幅に減らすこともできるのです。

申し送りは長々としなければ、良いのではないかなと筆者は思っていますが、その病院ごとの決まりに沿ってやってみてください。

【結論】申し送りは相手が助かる情報を伝える

この後細かく解説をしていきますが、申し送りは基本的にこの一つだけ意識すれば問題なくできます。

それが、「相手が助かる情報」を伝えることです。

こんなこと言われても、相手が必要な情報なんてわかりませんという新人看護師の諸君。

ただわからないって言ってても何も変わりません。

まずは、自分で考えて挑戦してみることが大切です。

相手が助かる情報と言っても、新人看護師は経験値が少ないため、情報の強弱の判断がつかないと思います。

しかし、自分なりに考えたことを相手に伝えてみましょう

この考えるプロセスが重要になります。

何も考えなければ成長は見込めません。

看護記録の書き方の項目でも話したように自分で試行錯誤しながら患者の情報を整理していくトレーニングを新人看護師の時期からやっておくと、2~3年目でぐっと成長します。

https://tomomakoblog.com/nursenayami1/ https://tomomakoblog.com/nursekanngokiroku/

あなたが先輩看護師に申し送るなら、病名だけ伝えれば先輩は関連図のように複数の情報を瞬時に予測できているはずですから、申し送りは変更点や注意点だけで良いと思います。

申し送る情報のカテゴリーは大きなイベント情報、業務に必要な情報、看護に必要な情報に分けましょう。

まず、大きなイベント情報は重要度が高く外せませんよね?

例えば、

手術、胃管挿入、CV挿入、重大なICなど

また、業務に必要な情報をピンポイントで知っておくと相手が動きやすくなりますね。

例えば、

尿量測定の終了時間、睡眠薬の開始等の変更、食事のセッティング方法、とろみのつけ具合、トイレは車椅子介助でナースコールを押してくれるなど

さらに、看護に必要な情報は次勤務者がアセスメントする上で必要な情報になります。

例えば、

10時に膀胱留置カテーテルを抜去し、その後排尿があった。

アセトアミノフェン座薬を使い、NSRが8から3に改善した。

朝まで睡眠薬の効果が残ったので、睡眠薬は夕食後に内服するようになった。

現在短縮傾向にある申し送りなので、これだけでも十分だと筆者は思います。しかし、もっとコツが知りたい!!という人のために、細かい申し送りのコツを話していきます。

【補足】申し送りを分かりやすく行うコツ

ここでも意識してほしいことは、「相手が助かる情報」を申し送ることです。この意識をもった上で、下記の工夫をしてみてください。

☆伝える内容の順序を工夫する☆

申し送りを理解してもらうためには、伝える内容の順序が大切です。

まず結論や一番伝えたい事項を最初に話しておくとよいでしょう。

その後に、それに関する説明を加えるようにすると、聞く人の頭に入りやすくなります。

なので、出来事の順序ではなく、項目に分けて伝えることが大切です。

「何時に○○さんを診た結果△△で……」と、時間ごとに区切って伝えようとすると、聞く側も情報を頭の中で整理しにくくなります。時間ごとに伝えるよりも、状態を各項目(カテゴリ)に分けて説明すると要点が明確になり、優先度も伝えやすくなるでしょう。

☆メモを取っておき、内容を整理しましょう☆

8時間の業務のことを頭の中で整理して人に話すことは非常に難しいと思います。先輩たちがそれができるのは、膨大な知識と経験があるからです。

新人看護師がいきなりそんな高度な技ができるとは思っていません。

「伝言ゲーム」という遊びを知っていますか?

前の人から受けた伝言を次の人に伝言し、最初と最後の伝言があっているか楽しむゲームです。

実際大人数で伝言するわけではないですが、医療現場での伝言はしばしば事故の元になります。

なので、申し送りに不安がある人ほど、前もってメモなどで頭の整理をして、読みながら申し送りをしましょう。

そうすれば、要点が絞れるだけではなく、伝え忘れも大幅に減らすことができます。

☆早口にならないよう気を付ける☆

申し送りで内容を正しく理解してもらうには、話の聞きやすさが重要です。

相手に伝わらなければ、まったく意味のない申し送りでは、『話し方』も重要な項目になってきます。

口の中で籠もったような話し方だと聞こえにくく、逆に早口で次々話すと聞き手の頭には入りません。

はっきりと明るいトーンで歯切れよく話すことが大切です。

間違っても、専門用語を並べて早口で言っている先輩がかっこいいとは思わないでください。

相手にものごとを伝えるときは必ず「相手が理解しやすい言葉や話し方」を心がけましょう。

なんども言いますが、申し送りは2人の時間を使っています。

そして、申し送りをするのであれば、相手に伝わらなければ正直に言って無駄な時間となってしまいます。

早く申し送りを終わらせたいのはわかりますが、一言ひと言を気持ちこめて、ゆっくり話すようにしましょう。

そして、ゆっくり話してたら全然終わらないと思ったあなた。

要点の絞り方を見直してみてください。

早口の中に自信がない言葉をまぜるのではなく、ゆっくり話して間違いは指摘してもらえた方が、自分のためだと思いませんか?

☆先輩看護師の申し送りをよく聴く☆

新人看護師の時はなにを申し送ったら良いかわからないですよね。

なので、先輩看護師が何に着目しているのか、どんな話し方をしているのか聴きましょう。

聴くだけでも、冗談抜きであなたのスキルアップになります。

最初は自分の申し送りで精一杯で聴く余裕はないかもしれませんが、自分の申し送りが終わってホッと一息つくのではなく、先輩の言葉ひとつひとつに集中してみてください。

分かりやすい先輩の申し送りはどんどん真似していきましょう。

まとめ

申し送りは相手と自分の2人分の時間を使ってしまいます。

時間の縛りを自分にかけることで大切な情報を厳選する習慣が身に付きます。

申し送りは受ける時より送る時の方が何倍も緊張すると思いますが、相手が助かる申し送りを心がけてみてください。

陰ながら応援しています。