ナースパパ&アートママの夫婦ブログ
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看護

文句ばかり言ってない?看護師に多いマニュアル型思考の落とし穴

  • 「私には無理だ。仕方がない」
  • 「〇〇さんは言っていることをわかってくれない」
  • 「あの患者さんは頑固だから何を言っても無駄だ」

最近、こんな不平不満が口癖になっていませんか?

もし口癖になっているのであれば、あなたはマニュアル型思考の人かもしれません。

マニュアル型思考と聞くと、「融通が効かない」「これといったものとはこれ」というようなイメージを持ち

「私はそんなことない!」

こんなことを思うかもしれませんね。

では、少し話を変えてみましょう。

ここまであなたは一人前の看護師になるために努力をしてきました。

課題や実習に押しつぶされそうになった学生時代

先輩看護師から質問攻めにされたり、日々の業務を覚えることに必死になっていた新人看護師時代

気がつけば、同じように後輩に指導している自分

病棟の仕事を任されるようになった自分

人によっては、自己成長が止まったような感覚を味わっているかもしれません。

あなたはどうですか?

一人前の看護師を目指してきたのに、なぜか自己成長が止まったように感じてはいませんか?

この背景には、看護師に多い『マニュアル型思考』の落とし穴がありました。

今回はそんな看護師のマインドについてのお話をしていきたいと思います。

看護師は勤勉

看護師は専門性を高めるために、看護技術や疾患の知識の勉強はもちろん。

専門看護師や認定看護師の資格を目指したりと、看護師には『生涯学習の努力義務』があります。

また、医療は日々進化しているので、自分自身もアップデートしていく必要があります。

そのため、看護師は勤勉な職種と言われています。

しかし、勤勉なイメージが故に、「知識を高めることは当然」「勉強時間は業務時間外で行うのが当たり前」などと生活の中でも看護について考えなくてはならない面もあります。

そのため学校を卒業して看護師になっても、勉強の日々が待っています。

新人看護師は病院の職員として業務を覚えるだけでなく、平行して看護や医療知識を学習していきます。

仕事をしながら、知識も深めなくてはならず、その量は膨大です。

だからこそ、新人看護師はとにかく覚えることに必死です。

実は、これがマニュアル型思考の入り口なのです。

それだけではありません。

多忙な看護業務の中では、「なぜどうして?」というエビデンスや原因を深く考えるより、マニュアルやスケジュールに沿って時間内に業務をこなすことが求められます。

さらに今ではだいぶ改善されましたが、先輩の知識や技術を見て覚える、先輩から伝承されるという教育方針は根強く残っています。

すると、自然と『物事を覚えるだけ』になってしまい、次第に「〇〇の場合は☆☆だ」というようなマニュアル型思考になっていきます。

そして、他者から答えや指示を待つようになり、少しずつ考える習慣のない看護師になってしまいます。

これが勤勉な看護師が陥りやすいマニュアル型思考の落とし穴なのです。

もうマニュアル型思考は通用しない

マニュアル型思考について考えるために、少し看護師の歴史を振り返ってみましょう。

看護師は元は医師の指示のもとケアを行う職種でした。

そのため、医師の指示がないとできない業務も多かったのです。

今でこそ、法律で看護師に許されている業務の範囲は増えました。

しかし、今の現場でも医師の指示を待つことも数多くあることも事実です。

このことから、指示待ちになってしまい、マニュアル型思考になってしまうことも考えられそうですね。

ですが、現在の看護師は、医療従事者の中でも圧倒的大多数を誇り、患者と直接的に関わります。

患者のニーズを捉え、それを満たしていくことが仕事です。

つまりは患者ファースト的な面を持っています。

そのため、最近では経営参加を期待して看護師を副院長に採用する病院が増えるなど、院内でも求められる役割が大きく変化しています。

ここで期待されるのは、看護師としての知識だけではなく、看護師視点での経営貢献や業務改善を考え導き出す力です。

つまり、看護の専門性を活かしながら、未解決の課題に対しても思考し、判断できるリーダーシップが必要なのです。

もうマニュアル型思考では通用しない時代がやってきています。

あなたの憧れた『できる看護師』って?


看護学生時代を思い出してください。

私たちは学生時代に看護学を学んだ時、「なぜそうするのか?」「どうしてそうなるのか?」と、その根拠を考える大切さを学んだはずです。

アンテナを高くし、物事に対して「なぜ?」と追及していく訓練を受け、看護師になっています。

しかし、いつの間にか「〇〇の場合は☆☆だ」というマニュアル型思考になっています。

新人看護師を乗り越え、3〜4年も経つと医師の治療についても理解ができるようになるし、リーダー業務を行うようになります。

後輩の指導や委員会も任されるかもしれません。

いつの間にか、『できる看護師』『一人前の看護師』になりましたね。

でも、心のどこかで「このままで良いのだろうか?」と、言いようのない不安に駆られたりしていませんか?

自分では困難な事例に関しては、「私にはできない」「できなくても仕方ない」と逃げたりしていませんか?

「一通りできるようになった」と向上心が無くなったりしていませんか?

あなたが憧れた『できる看護師』とは、どんな人だろうか?

与えられた仕事を黙々とこなすだけの人だろうか。

ここではあえて違うと言い切らせてもらう。

本当に『できる看護師』は、単に知識や経験があり、仕事ができることではなく、熟慮の先に誰もが納得できる方法や行動を導き出すことができる人です。

それが『問題解決型思考』なのです。

問題解決型思考で『できる看護師』になろう


知識や経験豊富な看護師というのも現場では必要です。

それを否定するわけではありません。

ですが、今の病院が求めているのは『自ら思考し、自ら行動し、その言動に誰もが説得力を感じる人材』であることは事実です。

今まで話したように、医療看護業界の進歩は早く、初めから答えがわかっているものはほとんどありませんし、答えが一つではないことがほとんどです。

そもそも、簡単に答えが出せるのであれば、問題にはならないはずです。

だからこそ、現場で起きている問題を導き出す力が必要なのです。

現代は同じ医療を提供していながら、黒字病院と赤字病院があるのが現場です。

その背景には、私たちの行う医療の結果がしっかりと反映されています。

「お金のために医療を行ってるわけではない」

そう言いたい気持ちはわかります。

ですが、生き残られない病院は、医療を提供できません。

そのためには、柔軟な思考とチームを引っ張る行動力のある人材が必要なのです。

看護師として、病院の経営に貢献できたらかっこいいと思いませんか?

あなたの行動で、多くの患者さんが利益を得るかもしれないと思いと頑張ってみようかなと思いませんか?

「どう貢献すればいいのかわかりません」

そう思っても大丈夫です。

例え病棟の小さなチームの業務だったとしても、チームの問題を解決することは、病院の看護の質の向上につながります。

それが経営への貢献になるのです。

大切なのは、意識や思考を変えることなのです。

だからこそ、あなたの中に眠る思考する看護を呼び覚ましてください。

できる看護師の一歩を一緒に踏み出しましょう。

まとめ

ここまで思考について話してきましたが、思考法や考え方は今まで受けてきた教育や育った環境の影響を強く受けます。

日本は算数や数学に象徴されるように、「一つの答えを導き、それ以外は間違い」という教育が中心であり、変化・改善・進歩などの前例のないことを自ら考えることが苦手な人も多いです。

もしかしたら、なかなか問題解決型思考になれないかもしれません。

そのため、このブログではマニュアル型思考から問題解決型思考へシフトチェンジができるような思考習慣を身につけられるような情報を発信していきます。

これからの時代は、ただ仕事をこなすのではなく

自ら考え、自ら行動することが必要です。

経営難の病院が増えている時代

一つでも多くの病院が生き残り、多くの命を救っていくことが大切だと私は思います。

1人のスタッフとして病院のために何が必要なのか考えることができるといいですね。

意識を変えると行動も変わります。

まずは、意識を変えてみませんか?

それだけで、あなたは『できる看護師』になれていると思います。