ナースパパ&アートママの夫婦ブログ
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看護

【ゼロベース思考】既成概念に囚われない最強の看護師の思考

まずは、あなたの思考の柔軟性をチェックしましょう!

私は32歳の看護師である。

天気のよい日曜日、子ども(3歳)が「お腹すいた。何かつくって!」と言った。仕方がないので台所に立ち、チャーハンをつくり始めた。

その時、誰かが玄関のベルを鳴らした。私は子どもに、「出て」とお願いした。

客は子どもに「お母さんはいる?」と聞いた。

子どもは「いない」と答えた。

さて、子どもはなぜ、「いない」と答えたのか。

この回答に「知らない人だったから」「チャーハンを作る邪魔をされたくなかったから」「そもそも3歳では判断できなかったから」など、様々な回答があるだろう。

私も「客が怪しい人物だったから」と回答した。

しかし、そもそもチャーハンをつくっているのは誰なのか?

「え?お母さんでしょ?」

そう思うのは当然のことです。

ですが、よく文章を読んでみてください。

どこにも、母とは書いていません。

私たちは、知らず知らずのうちに「チャーハンをつくっている人=母」という既成概念を持ってしまっているのです。

32歳の看護師=女性
天気の良い日曜日、子ども(3歳)、料理=母

こんな風に過去の経験から連想し、勝手に想像してしまっているのです。

今回はそんな既成概念に囚われないための「ゼロベース思考」についてお話しします。

ゼロベース思考はなぜ必要なのか

先程の事例のように、既成概念は経験や知識により形成されます。

そうなると、どうしても視野が狭くなって、柔軟な思考が奪われてしまいます。

「それでも地球は動く」

この言葉は多くの人が知っていると思いますが、ガリレオ・ガリレイが残したとされる有名な言葉です。

簡単に説明すると、この時代は宇宙の中心は地球である(地球中心説)という説が、主流の考え方でした。

しかし、ガリレオ・ガリレイは既成概念に囚われることなく、自分の仮説を信じて探究を続け、宇宙の中心は太陽であり、地球は他の惑星とともに回っている(太陽中心説)と唱えます。

だが、この考え方が異端とされ、当時宗教裁判で有罪判決を受け、死後もその名誉は回復されなかったというお話しです。

しかし、現在はみなさんがご存知の通り、太陽の周りを地球を始め、様々な惑星が回っているということがわかっています。

このように既成概念に囚われていると、思考が広がらず、可能性が狭まってしまいます

だからこそ、ゼロベース思考で考えることにより、思考の枠が広がり、新たな可能性を見つけることができるのです。

ゼロベース思考のポイント

アイデアが見つからない場合や新たな可能性を考えなければならない時は、既成概念を取り払って思考することが必要とお話してきました。

では、どうやってゼロベース思考をすれば良いのか、4つのポイントを紹介します。

①プラス思考

まず、前もって注意換気をしますが、プラス思考とは楽観的に考えることではありません

どうやったらできるのかを前向きに考えることです。

何かを始める時、私たちはすぐにできない理由を挙げがちです。

しかし、できない理由をいくら考えても何も進展しません。

「今までの方法ではできない」
→違う方法を考える。

「すぐにはできない」
→少しでも進めるためにはどうしたらいいか考える。

「今の実力ではできない」
→誰かの力を借りることを考える。

できない理由を考えるのではなく、できることを考えることで思考が前向きになり、新しいアイデアが浮かび、解決の糸口を見つけることができるかもしれません。

②成功事例を大切にする

「あれ?既成概念に囚われないんじゃないの?」

ごもっともです。

ですが、成功事例を大切にするということは、「真似る」ということではありません。

多くの人が、誰かが言っていたから、アドバイス通りにしたのにと不平不満を言います。

しかし、誰かのアドバイスとあなたの状況が違えばうまくいかないのは当たり前です。

大切なのは、成功事例から成功した背景や糸口を探ることです。

だから、アドバイスの中には答えはないと思いましょう。

あなた自身が、成功事例から自分だけの問題解決行動を導くのです。

成功事例はあくまで、成功へのヒントを探るため活用するのです。

③客(患者、家族、利用者)の視点に立つ


どうしても、業務や役割に追われてしまうと、自分の立場や部署の立場で思考し、行き詰まりがちになる。

そういう時は、患者や家族、サービス利用者の立場で問題を考え直すと、新しい視点が生まれることがあります。

生活指導をしても改善しないのは、患者側の問題なのだろうか?

指導側のやり方に問題はないのか?

医療現場は本当に多忙です。

誰かのせいにしたくなるくらい忙しい気持ちもわかりますし、私もそれは重々承知しています。

しかし、知らず知らずうちに、自分や医療側中心の思考になっていませんか?

まずは、相手の視点に立つところから始めていきましょう。

④時々目的に立ち返る


委員会など役割を担うと、目の前のことに一生懸命になり、そもそも何のためにその業務をしていたのか、本来の目的を見失ってしまうことがある。

私も実習指導委員をしている時に、指導することに熱中しすぎて、学生の実習環境の整備をおろそかにしてしまった経験がある。

実習のアンケートで、多忙な病棟での実習にストレスを抱えていた学生がいたことに驚いたが、学生のためを思って指導をしているのにと複雑な気持ちにもなった。

そんな時、たまたま参加した学生指導者セミナーで、自分の看護学生時代を思い出す機会があった。

実習は対患者でありながら、教員の評価という緊張にさらされながら学習をする。

そんな学生たちが学習に集中するために、学習以外の不安が少しでも軽減できるような環境を整えることが、実習指導委員としての役割であったと振り返った。

その環境の上で始めて指導は成り立つと本来の目的に立ち戻ることができた。

その後私は、実習指導者のシフト調整や受け持ち患者を細かく選定したり、どの看護師でもある一定の水準の指導ができるように取り組んだ。

今回の私の事例は偶然であったが、このように壁にぶつかった時、「そもそも何のためにやっているのか」を考察することにより、当初の目標が明確になることがあります。

まとめ

人間はどうしても既成概念で物事を判断しやすい脳の構造をもっている。

しかし反対に、人間には新たな発想を生み出す思考力もあることを忘れないでください。

すぐにできないと諦めたりするのではなく、何かできることはないのかゼロベースに戻って思考してほしい。

問題解決のためには柔軟な思考が必要不可欠である。

「これが当たり前」という考えを捨てて、ゼロベース思考であなただけのオリジナルな発想を生み出してほしいと思います。