「なんで、人生うまくいかないんだろう」
「寝坊してしまった。最悪だ」
このような気持ちになったことはありませんか?
生きていれば、何かしら上手くいかないことに悩んだり、ストレスを感じたりしたことはあると思います。
私自身もそんな思いになることは良くあります。
突然の雨、寝坊、渋滞、人間関係、仕事でのミスなど。
私たちの生活には「上手くいかないこと」がたくさんあります。
今回はそんな最悪な状況でも、悩むことなく人生をコントロールしていくコツについてをお話したいと思います。
- 自分がコントロールできないものには悩まない
- コントロールできるものはコレ
- 人生が上手くいくコツ
コントロールできるものだけに目を向ける

人生には『上手くいく人』と『上手くいかない人』の二種類がいます。
上手くいく人は、仕事で成功していたり、幸せな家庭で生活を送るなど笑顔にあふれた生活を送っています。
逆に上手くいかない人は、ストレスをためて病気になったり、家庭が崩壊したり、笑顔を失った生活をしています。
この分別に男女は関係ありません。どちらでも起こります。
では、この違いはどこから生まれてくるのか。
それは、『自分がコントロールできないものに悩む』ということです。
先ほど例をあげた寝坊の話をしましょう。
『寝坊』という項目は過去の出来事ですね。
寝坊は予防することは可能なのですが、寝坊してしまったことを変えることはできません。
ですが、私たちは寝坊してしまったことを引きずり、その事柄について悩み続けてしまいます。
これでは、人生は豊かになりません。
では、どうすればいいのか?
その答えは簡単です。
『自分がコントロールできるものだけに目を向ける』
これだけです。簡単ですよね?
人生が上手くいっている人は常にこの思考で考えています。
自分の過ちを振り返ることはあっても、いつまでも悩んだりすることはありません。
つまり、常に未来にフォーカスを当てています。
一方で上手くいかない人は、自分がコントロールできないものにいつまでも悩み、ストレスをためていきます。
これは過去にフォーカスを当てていることになります。
これではいつまで経っても未来のあなたは改善されません。
まずは、自分がコントロールできるものに目を向ける意識を持ってください。
この意識を持つだけで、あなたの人生のストレスは必ず減ります。
ストレスが減ると生産性も上がるし、意識を周囲に向けられるようになるので徐々に人生は好転してくるでしょう。
最後に、先ほど簡単と言ったこの意識ですが、身に着けるまでは時間がかかります。
なので、これから具体的にどう意識していけば良いのか順を追って説明していきます。
人生を変えたいと思うのであれば、ぜひ参考にしてください。
なぜコントロールできないものばかりに悩むのか
これから意識を定着させるために具体的な方法についてお話しをしていくのですが、そもそもなぜ私たちは自分がコントロールできないものばかりに悩んでしまうのでしょうか?
この理由は難しいのですが、私は「願い」と「理想」が原因なのではないかと思っています。
つまりは、人間の思考です。
【願い】
〇〇が上手くいってほしい、こうあってほしいという願い
【理想】
〇〇はこうあるべき、こうであったら素晴らしいという理想
これらが根底にあるため、私たちは悩むだけでなく、現実逃避をします。
この「願いや理想」と「現実」のギャップがストレスになっているのではないかと思います。
なので、まずは人間は願いや理想と現実のギャップがストレスになると意識をしましょう。
そして、願いや理想を強く持つことは時に自分を苦しめる可能性があるということを理解しましょう。
まさに、完璧主義の人が良い例です。
コントロール「できるもの」と「できないもの」に分ける

もう一つ、人生が上手くいかない人の特徴として、自分がコントロールできるものとできないものを区別できていないことがあげられます。
これが分かるだけで上手くいってしまう人もいるので、ぜひ参考にしてみてください。
コントロールできるもの
- 今とこれからの自分
- 環境
正直にいうとこれだけです。
自分には「意識・考え方・行動」などが含まれます。
環境には「住まい・仕事・職場」などがあります。
ですが、言葉にするとこれだけになってしまいます。
では、コントロールできないものについてお話ししていきます。
コントロールできないもの
- 過去
- 未来
- 人間関係
- 天気
- 公共交通機関
- 会社の給料
- 生まれた場所や親
など
お気づきですか?
コントロールできないことって山ほどあるのです。
今あげた項目に悩んだことがある人は多いと思います。
ですが、これらの事柄をいくら悩んでも解決はしません。
ずっと、悩み続けるだけなのです。
人間関係の悩みは尽きない
特に人間関係に悩む人は多いですよね。
上司の評価、世間の評価、他人の感情や考え方など
「上司はなんで評価してくれないんだ」
「誰かに何か言われているかもしれない」
こんな悩みありませんか?
これって実はコントロールできません。
だからこそ、悩んでも解決しないのです。
これの解決方法は、あなたが変わることです。
上司にどう関われば評価されるか考える
自分の言葉遣いや関わり方を変えてみる
このように、あなたが起こした行動で物事が変わる可能性はありますが、人間関係に悩むことは実際は無意味なのです。
それなら、コントロールできることをいっぱい悩んで行動した方がよくないですか?
他人は変えられません。
これだけは覚えておきましょう。
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簡単な気持ちの切り替え方法は、『気持ちのフレーム』を替えるだけ!
今を生きよう!

時々、過去の事柄に悩み続けている人がいます。
「あの時〇〇しておけば」
「あの頃はこんなに稼いでいたんだ」
過ぎてしまったことは取り返せません。
過去から学ぶことはあっても、悩むことは一つもないのです。
あなたは過去を生きてはいませんか?
今を生きることは想像以上に苦しいかもしれません。
ですが、今後の人生を明るくしていくためには、時には闘うことを選ばなくてはなりません。
今を生きてください!
生きることは闘いなのです。
人生はコントロールできないことが多く、コントロールできることが少ないという決まりごとがあることはご理解いただけましたか?
この事実を知って、人生に絶望してしまった人
絶望するには早すぎます!
いつでも選択肢はある!
絶望するには早すぎますとは言いましたが、私たちはどうすればよいのでしょうか?
では、最初に話した寝坊を例にお話しをしていきましょう。
『寝坊』という項目は過去の出来事ですね。寝坊は予防することは可能なのですが、寝坊してしまったことを変えることはできません。
ですが、私たちは寝坊してしまったことを引きずり、その事柄について悩み続けてしまいます。
実はこの日は会議がありました。
もう遅刻は確定です。
この時、私たちは選択肢があります。
- ただ寝坊を悔みストレスをためる
- 過ぎたことは仕方ないとあきらめ、先方に電話をして時間をずらしてもらう
- 過ぎたことは仕方ないとあきらめ、代役を依頼する
- 電車では間に合わないので、タクシーや友人にバイクを依頼する
私たちには、寝坊に絶望する以外の選択肢がたくさんあります。
その時は気がつけないだけで、実は無数の可能性があるのです。
別の例をあげます。
いじめられている学生がいるとします。
その学生は自分はこの世に必要ない人間だと思い込んでしまいます。
ですが、そんなことはありません。
確かに周囲をコントロールすることはできません。
つまり、今起きているいじめをなくすことは不可能です。
ですが、親に相談して「転校したり」、「海外に移住したり」
大げさですが、思考を働かせれば様々な可能性があります。
だから、自分の選択肢を狭めないでください。
『自分がコントロールできるものに目を向けましょう』
松井秀喜選手から学んだ【不動心】

今回、この記事を書くにあたり参考にさせていただいた本が、松井秀喜選手の不動心という本です。
どうして松井秀喜選手はメジャーという舞台で成功することができなのか。
松井秀喜選手らしい考え方をたくさん学ぶことができました。
左手首骨折という選手生命を脅かすほどの大怪我から、見事な
復活を遂げた松井秀喜。その陰には、マイナスをプラスに変える独自の思考法が
あった—-。
コントロールできることとできないことを分ける、悔しさはあえて口に出さな
い、7割の失敗と上手に付き合う……など、戦い続けるなかで身につけた
松井流「心の構え」を初めて明かした書。Amazon商品ページより引用